ハア ヤーレジャ ヤーレジャ ヤレ東西ジャ
こんな世間のナー 乱れた時に
右も左もナーエ ごめんとなされ
(ハア ヤッサイヤッサイ)
わたしゃ能登のナー 山奥そだち
声もまずいがナー 文句もまずい
まずいところはナーエ 御容赦あれば
(ハア ヤッサイヤッサイ)
わたしゃとんで出て とうろうでもないが
習いおぼえたナーエ ちょんがり節で
一から十までナコラ 申そうかならば
(ハア ヤッサイヤッサイ)
一つひよどりナコラ 木の又たより
二つ船方さんは あいの風たより
三つ目くらさんは つえの先たよる
(ハア ヤッサイヤッサイ)
四つ夜ばいどきゃ 真っ暗闇たより
五つ医者さん 薬出したる
六つ婿さんは あねまをたより
(ハア ヤッサイヤッサイ)
七つ仲人はナコラ 祝儀の場をたより
八つ山伏ナコラ ほらの貝をたよる
九つ虚無僧はナコラ 尺八たより
十で父ちゃんナコラ わが嬶たよる
(ハア ヤッサイヤッサイ)
ハーオイサテサッテ サーテナー
その段続く
嬶づくしでナコラ 申そかならば
(ハア ヤッサイヤッサイ)
一つ他人のカァカ なんぼ良うてもだめじゃ
二つふとったカァカ あくぼうとていやじゃ
三つ見よいカァカ 誰が見ても見よいうぞ
(ハア ヤッサイヤッサイ)
四つ欲なカァカ 身代築く
五ついやなカァカ どうして眺めらりょか
六つ無邪気なカァカ こりゃまた可愛いぞ
(ハア ヤッサイヤッサイ)
七つなまくらカァカ 貧乏の種よ
八つやんちゃなカァカ たてひざあぐら
九つ小柄なカァカ こりゃまた可愛いぞ
十でとにかくヤー
誰がなんと言おうと わがカァカ可愛いぞ
(ハア ヤッサイヤッサイ)
ハア ヤーレジャ ヤーレジャ ヤエr東西ジャ
まだまだこの先やりたいけれど
上手で長けりゃ ソラよいけれど
下手で永井のは あくびの種よ
(ハア ヤッサイヤッサイ)
ここらあたりで 段止めして
次の先生と交代いたす
(ハア ヤッサイヤッサイ)
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