一ツトセ 人は一代 名は末代よ
恋に上下のへだてなし
八郎様には田沢姫
二ツトセ ふるいつくよな 田沢姫
その身は変わらず いく千代も
よろずの神へと祈願する
三ツトセ みなさん御承知の田沢
湖は 姫ます名産 名も高し
これぞ辰子の 置きみやげ
四ツトセ よく聞けや八郎という人は
十和田の奥瀬の生れにて
もとは十和田の 主なれど
五ツトセ 色と恋との争いに
南祖坊に打ちやぶれ
男鹿半島へと 追い出さる
六ツトセ 昔話に聞くなれば
冬の寒さをしのぐため
八郎 田沢に冬ごもり
七ツトセ 永き歴史の物語り
三里に七里の此の潟に
ゴリの採れるは ありゃ不思議
八ツトセ やり出せ こぢ出せ大漁舟
八郎湖名さん かれいにふな
しらおにわかさぎ ぼらなます
九ツトセ 此処は景勝 第一位
男鹿島名所 観光地
十和田とともに名も高し
十トセ 時は観光の時代なり
新作民謡 八郎節
三味や太鼓で唄い出せ
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