タント節(たんとぶし)歌詞

ハアー 一つ一と目の関所をやぶり
つれて行くのが あらわれたあらわれた
コラ「お江戸へ行ぐどて 津軽へた
津軽にお江戸があるものか」
ごうはじさらしてタント タント
あいこの上作じょうさくそのわけだんよ

ハアー 二つ二人の口約束を
そこのそやつが シャベッたやらシャベッたやら
コラ「人のかかあの 寝ておるに
起こして聞かせて腹立たせ」
ある事ない事 タント タント
あいこの上作 そのわけだんよ

ハアー 三つ道とく和尚さん方も
いまの浮世は あれじゃものあれじゃもの
コラ「ナムカラタンノン トラヤーヤ
なんべんもしてもごしょならネャ」
あねちゃに色目コ タントタント
あいこの上作 そのわけだんよ

ハアー 一に一年の安作まつり
五穀豊穣ごこくほうじょう 神楽かぐらだて神楽だて
コラ「日よりもよいので何よりだ
朝から太鼓の音がする
どんどん花火に気もいさむ」
箪笥たんすの底着て タントタント
あいこの上作 そのわけだんよ

ハアー 二ににぎやか春立つ
空にうたう雲雀ひばり畠打はたうち畠打
コラ「間に柴刈なたさげて
まや馬ひきだしくらおいて
今のはやりのタント節」
あちらけはり上げて タントタント
あいこの上作 そのわけだんよ

ハアー 三に桜がまた咲く梅も
風の気もなく咲きくずれ
コラ「遊山ゆさんかえるはにぎわしく
藤茶屋松茶屋に立ちよって
またも桜を思い出し」
唄え踊れで タントタント
あいこの上作 そのわけだんよ

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