楽しみも 苦しみも
嬉しき事も 浮き事も
世の有様を つらつらと
人の身の上 今日見れば
明日は わが身の上となる
げに定めなき うき雲の
月の光を 見やしゃんせ
晴れては曇り 曇りては 晴れわたる
みな何事も かくやらん
かならず くよくよ思わずに
心大きく もたしゃんせ
床に飾りし 松と竹
百畳座敷に 咲く花は
梅か桜 桃ならで
七福神のお酒盛り
大黒えびすは 上きげん
ほていが万腹 腹太鼓
びしゃもん 負けじと 大腕で
あいきょよいのは 弁財天で桜顔
扇かざして 仕舞すりゃ
福禄寿老が 声高で
謡う鶴亀 高砂や
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