一つとせ 一番船に 積み込んで
川口押し込む 大矢声 浜大漁だネ
(アーコリャコリャ)
※囃子以下同じ
二つとせ 二葉の沖から 外川まで
つすいて寄せ来る大鰯 この大漁船
三つとせ 皆一堂に まねを上げ
通わせ船の賑やかさ 浜大漁だネ
四つとせ 夜ひる焚いても たきあまる
三ばい一挺の大鰯 浜大漁だネ
五つとせ 何時来て見ても 干鰯場は
あき間も 隙間も 更にない
六つとせ 六つから六つまで 粕割が
大割 小割で 手にあまる
七つとせ 名高き利根川 高瀬船
粕や油を積送る 浜大漁だネ
八つとせ 八つだの沖から 若い衆が
万祝衣 揃えて 宮参り
九つとせ この浦守る 川口の
明神 御利益 あらわせり
十とせ 十が重なりゃ 百となる
千両 飛びこす 万両船
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