草刈唄（くさかりうた）歌詞

障子（しょうじ）あければ門前田中ヨー
なぜか篠井（しのい）はヨー　山の蔭（かげ）

曇りゃ曇らんせよがんがら山ヨー
どうせ篠井はヨー　見えやせぬ

わしと行かぬか朝草刈にヨー
草のない山ヨー　七めぐり

篠井山から牡丹餅（ぼたもち）投げりゃヨー
小池小林（こいけこばやし）ヨー　一（ひと）ねばり

草刈負けたら七ぼら八ぼらヨー
それで負けたらヨー　鎌を研（と）げ

いくら通うても青葉の山のヨー
色をつく木はヨー　更に無い

朝の暗いのに横鉢巻（よこはちまき）でヨー
草刈するのもヨー　親がかり

嫁に行きたやあの山越えてヨー
村にゃ黄金のヨー　米が生（な）る