岡本新内(おかもとしんない)歌詞

せめて一夜ひとよさ 仮寝かりねにも
妻と一言 いわれたら
此の一念も 晴るべきに
どうした因果で 片思い
いやがらしゃんす 顔見れば
わたしゃぐち故 なお可愛い

せめて雀の 片羽でも
翼があるなら このように
泣いて焦れば せぬものを
焼野の雉子 夜の鶴
滋賀唐崎の 一つ松
わたしゃ焦れて 居るわいな

すがる袖を ふり返し
口で叱れど 心では
おなじ思いの 憂き別れ
鳴くみみよりも なかなかに
鳴かぬ蛍が 身を焦がす
帰るこの身は 尚つらい

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