東北地方

するす　ひき　サアヨー楽なように見せて　楽でない何仕事　サアヨー仕事に楽が　あらばこそチョイチョイチョイ黒川の　サアヨー七つが森の七薬師七薬師　サアヨー松島遠島　目の下にチョイチョイチョイ妻だとて　サアヨー心ゆるして語るなよそえば妻　サアヨ...

姉コどこさえぐ　茸《たけ》狩り山さ（ソーラ　ナーントショ）柴に　はんじかれて　七転びソラ　七転び※囃子以下同じ奥州仙台領に　よい茸　ござるよー匂い松竹ソラ味しめじ縁は異なもの　茸狩り山は末かけ誓うも　ソラ味なもの

ハアー御座れ士千勝ナー六日の晩に（チョイサ）二人揃うて縁結び　縁結び（ハア　イヤサカサッサ　ヨイサッサ）※囃子以下同じハアー定義定義とナー七坂八坂此処は定義か　よいところ　よいところハアー定義如来様ナーこの家の内の西と東の　守り神　守り神ハ...

ハアー　わたしゃ　おもだかだー　コリャヨー田の中育ち　稲のもとばり見て暮らす（ハーイッテキテサッサー）ハアー　天気の良いせいか　コーリャヨーこんなにもてた　今年しゃ豊年大当たり（ハーイッテキテサッサー）ハアー　腰の痛さよ　コーリャヨー此の日...

ハアーアー奥州涌谷《おうしゅうわくや》の　篦岳《ののだけ》さまはヨー山子繁昌《やまこはんじょ》の　守り神ヨーきこり山家の　小屋に住めどまさか木の実は　食べはせぬ気になる気になる　お山の狐これほど待つのに　何故コンと啼《な》くおれと行かぬか　...

雨が降るヤー船場《ふなば》に笠を　忘れ来たヤエー笠もナー　笠　お江戸ではやる菅《すげ》の笠エー石巻ヤー高さも高い　日和山《ひよりやま》ヤエー見渡せば　向いは湊《みなと》お船入りエーこの里はヤー柳の葉より　狭い町ヤエー狭くとも　諸国の金が集ま...

ハア　ヤッショ　マカショお前来るなら　坂田においで（ハア　ヤッショ　マカショ）飽海田川《あくみたがわ》は米の里北と東は　山また山で羽黒月山鳥海山《はぐろがっさんちょうかいさん》はこれぞ宝の　山ぞかし（ハア　ヤッショ　マカショ）今に黄金の　ト...

日和山《ひよりやま》　沖に飛島　朝日に白帆月に浮かるる　最上川船はどんどん　えらい景気今町船場街　高野の浜毎晩お客は　ドンドンシャンシャンシャン酒田は　良い港繁昌じゃ　おまへんか海原や　仰《あお》ぐ鳥海　あの峰高し間を流るる　最上川船はどん...

おばこ来るかやと（ハーコリャコリャ）田んぼのはんづれまで　出て見たば（サテコバーエテーコバーエーテー）おばこ来もやせで（ハーコリャコリャ）用のないたんばこ売りなど　ふれてくる（サテコバーエテーコバーエーテー）※囃子以下同じ酒田山王山《さかた...

サアサアサア　舞い込んだ舞い込んだナコラ何がさてまた舞い込んだナ（ソレソレ）王聖天が先きに立ち福大黒が舞い込んだナーコラ四方の棚をながむればナー（ソレソレ）鏡の餅も十二重ね　神のお膳も十二膳コラ大と小（ソレソレ）代々この家は末繁昌と　打ち込...