近畿地方民謡の歌詞一覧

丹波篠山《たんばささやま》　山家《やまが》の猿が（ア　ヨイヨイ）花のお江戸で　芝居する（ヨーオイ　ヤレコノデッカンショ）※囃子以下同じ 丹波篠山　葵《あおい》の御紋いかな大名も　かなやせぬ 丹波篠山　その山奥で独り米つく　水車 デカンショデ...

お国ハアー問われて　肩いからせてハーおれはハアー丹波のアリャ篠山《ささやま》だヨ 丹波与作の　馬追い姿ハー霧に　ハアー消えゆくアリャ鈴の音

向こう通る歯　清十郎じゃないか笠がよう似た　菅笠が（お夏いとしや　こっち向け清十郎あちら向いても　清十郎）※囃子以下同じ 来たかみてきたか姫路の城を城は五層で　七やぐら 小舟つくりて　お夏をのせて花の清十郎　櫓を押さしょ お夏花なら　清十郎...

（サア　ヤレオセ　ソリャオセサア　ヤトヤー　ソレドッコイ） 奈良で名高い　大仏さまよ（イヤソレ）吉野の名物　ヤレコリャ阪本踊りヨ 野こえ山こえ　草ふみ分けて踊り見に来た　ヤレコリャ阪本へヨ 一休和尚《いっきゅう》和尚が　一年あまり悟《さと》...

（ヤーナンチキドッコイナンチキドッコイ） 大和阪本　一度はござれ高野大蜂　アノ中の宿 春の駒鳥　裏山近く郷の乙女に　アノ恋を鳴く ドンと荒瀬に　波打ち上げて唄ものどかに　アノ管《くだ》流し 夏は涼しい　渓谷間《たにま》の橋に立てば真昼を　鳴...

ハアー吉野川にはヨ　筏を流す流す筏に　上る鮎ホーイホイ ハーアあたしゃ吉野のヨ　山奥育ち米のなる木を　まだ知らぬホーイホイ ハーア一度見て来いヨ　吉野の奥は一目千里が杉檜《すぎひのき》ホーイホイ ハアー下《した》へ下へとヨ　筏を流しゃ谷間の...

ハアー初瀬は照る照る　黒崎曇る（チョイサ）三輪の馬場先　雨が降る雨が降る（チョイチョイオイナショチョイチョイオイナショ）※囃子以下同じ ハアー三輪の馬場先　掃《は》かいでもきれいな茶屋の女が　裾で掃く裾で掃く ハアー寝たや眠たや　寝た夜はよ...

和歌山と　奈良と三重との境を流れ　景色優れしアリャ　熊野川　ヨイショ瀞《どろ》の流れもヨあの九里峡《くりきょう》もヨー流してマータ　行《ゆ》きます　筏節チョーイチョイ 春なれば　若葉五月《わかばさつき》に夏ほととぎす　秋は鮎がりもみじの錦《...

新宮よいとこ　十二社様の（セノヨイヤサノセ）神のまします　よいところ（エッサ　エッサ　ヤレコノセヒーヤーリ　ハリ　ハリセー）※囃子以下同じ お灯祭《とうまつり》は　男の祭山は火滝《ひのたき》　下り竜 新宮三万　七千石にすぎた丹頂　沖見城 好...

アノマ　安珍《あんちん》さん　清姫きろうて（コラショイ）お逃げなされし　マア　日高川（蛇になっても　この川を渡らにゃならぬと　ザンブザンブ）※囃子以下同じ 二世を誓いし　安珍さんの後を慕うて　マア　清姫が 燃ゆる思いに　身を焼きながら私しゃ...